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小言社長のビジネスウォッチング 第9回

やってみなければわからない

(2007/09/21 up)

 安倍総理はついに入院してしまいましたね…。

 精神的ダメージが相当なものだったのでしょうね。

 肉体も蝕まれ、心身ともに限界を超えた結果でしょう。

 ギリギリの線で総理の座を譲る決断をしたわけですから、無責任という非難の声はありますが、あのままズルズルと不安を抱えた心身状態で政治を司り続けることを想像すれば、この判断の方が良かったのではないかと思ってしまいます。

 安倍総理の辞任を受けて、早速福田・麻生両氏の総裁選が火蓋を切ったわけですが、小言社長はどちらが総理になるのがいいとお思いなんでしょうか?

 さぁどうでしょう。「こっちがいい!」と言うには両氏とも決定打に欠けるような気がします。

 それどころか、「この人なら大丈夫!」と言える人が今政界にいますかねぇ…。日本のために献身的にリーダーシップを発揮してくれる人ですよ? 参議院第一党となった民主党ならどうでしょう。小沢さん、岡田さん、前原さん等々…。

 う〜ん、やはり「この人!」と断言するには決定打不足のような気がしてしまいますねぇ…。

 それでは、小言社長は総理になる人は誰でもいいということですか?

 んんん…。そうハッキリ言われると返事に困りますが、とにかく総理をやってもらってお手並み拝見、といったところでしょう。

 そうそう、ビジネス・シーンでも同様なケースが多々あるんですよ。人事異動、昇進のケースなどが典型的でしょう。

 例えば、営業成績が抜群で課長に昇進させて大きな期待をしていたのに、部下や部署の管理が不得手だったのか、さっぱり営業成績が振るわなくなってしまったケース。反対に、個人の営業成績は大して見るべきものがなかったのに年功で課長に昇進した途端、部下や部署管理の面白さに雷を打たれたがごとく目覚めて、部署の成績を飛躍的に向上させてしまったケース。どちらも、実際に課長になってみなければわからなかった例です。

 上の思惑通りに事が運ばなかったということですね。失礼ですが、これって社長がご自身の見る目がなかったと反省されている、ということでしょうか?

 おっと、厳しいお言葉ですね。

 しかしそう言われても反論はできません。期待を裏切られたときは、自分自身の見る目のなさを大いに呪います。

 でもね、いい方に期待を裏切ってくれたときの喜びは格別のものがありますよ。この人にはこんな才能があったのだという発見は大変に嬉しいものです。

 そういえば社長。以前新入社員歓迎会の席で「面接ではその人となりはほとんどわかりません。わからないことに自信があります。どう贔屓目に見ても、当たる確率は松井の打率より低いと思います。」なんて言っていたことがありましたね。

 ええ。

 その人がどんな人なのか、その人のすべて、30分やそこらの面接を何回繰り返したってわかりませんよ。

 20年以上社長をやっていますけど、こればっかりはねぇ…。

 あれを聞いて当時の新人がビックリしていましたよ。「面接で自分のことをわかってくれて、その上で自分のことをいいと思って採用したんじゃないの? そんないい加減な〜!」って。

 ははは、そうそう。そんなブーイングももらいましたねぇ。いやぁ、思っていることすべてを正直に言えばいいというものではないですね。大人気なかったと反省しています。

 反省していますけどね、言っちゃったついでにもうひとつ言ってしまいましょう。

 就職というのは「縁」だと思います。結婚と同じですよ。1億何千万という人口の中でお互いがお互いを選ぶことを、私は「縁」という言葉でしか理解できません。就職もそうだと考えています。これだけ企業がある中でひとつの会社に入るということは、やはり「縁」という言葉を持ってしか理解することができませんからね。

 なるほど、「縁」ですか…。そう聞くと、社長の発言もいい加減なものではないですよね。

 そうですよ。いい加減なようでいい加減ではないのです。

 時として、社長たるもの先見の明がなければ駄目だとか、将来を見越したビジョンを持たなければ失格だとか、常人を超えた才能を持ち合わせていないと社長失格の烙印を押されるような言い方をされますが、そんなのやってみなければわかりませんよ。

 例に挙げた昇進のケースと一緒です。やってみないと、やってもらわないと、その人の才能も適性もわからないのですから。

 なるほど、確かにそうですね。しかし社長、今日はいつになく愚痴っぽいお話じゃないですか?

 え、愚痴っぽかったですか? すみません、以後気をつけます。

 社長といっても予言者ではありませんから、社員の才能、会社の将来を予測せいと言われても無理ですよ、というお話でした。あれ、やっぱり愚痴っぽくなってしまいましたね。

 ははは、ということで今回はここまで。次回またお会いしましょう。

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