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若手社員お悩み相談所 第27回

スピーチ

 新入社員のスピーチと言えば、とりあえず自己紹介ぐらいでしょうか。

 他にあったとしても、多少の失敗は新入社員だからで許されてしまう部分は多いですからね。

 あまり心配する必要もありませんが、若手社員の立場ともなると、どんどん人前で話さなければならないケースは増えてきます。

 結婚式のスピーチで、新郎の暴露話をする人がいます。

 スピーチする本人は友人同士のときのノリで暴露話をしているのでしょうが、披露宴会場に出席している人は、新郎が勤務している会社の上司がいるわけですし、一族郎党親戚も出席しています。

 友人同士の間ではバカ受けする話が、結婚披露宴というオフィシャルな場面ではまったく受けないということはよくあります。引いてしまうというやつですね。

 なぜ引いてしまうかというと、聞く側はおめでたい席で緊張して座っています。その緊張を解くぐらいのユーモアのセンスとなると、これは実際には非常に難しいものです。

 スピーチする方は友人同士の間であれば受けるネタがまったく受けません。今はすべると言うのでしょうか。予定していた笑いがまったくといっていいほど来ない。

焦ります。焦るばかりです。焦った緊張がますます聞く側の緊張を増幅させます。悪循環です。

 世はお笑い全盛の時代です。

 過去にもお笑いブームが何回か周期的に到来したのですが、今回のお笑いブームは息が長いですね。

 笑い、ユーモアは人生を豊かにするものです。古来、日本人は欧米人に比べてユーモアの精神に欠けるという言われ方をされていましたが、今は若い人にとって笑いは必須事項なのかもしれませんね。

 ただ、結婚披露宴の話を冒頭にもってきましたが、このユーモアのあるスピーチというのは難しい。

 私も幾度も失敗を重ねています。失敗を重ねれば上手くなるかというと、どうやらそういう性質のものでもなさそうです。センスとか才能という問題に行き着くのでしょう。

 ですから、ユーモアの才能に恵まれている人は別にして、あまり笑いをとることに執着しない方が賢明だと思います。

 歓送迎会でのひとこと。セレモニーの司会、スピーチ。会議の司会進行。

 若手社員はいろいろなケースでスピーチする機会が増えてくるのですが、突然の指名でも無難にスピーチをこなしてしまうという芸当もなかなかできるものではありません。

 自分がスピーチしそうだなという予測は常にたてたいものです。『備えあれば憂いなし』という言葉がありますが、その積み重ねにより不意のスピーチも無難にこなすことができるようになります。

 気をつけたいポイントは、あまりに準備が行き届いていて、一字一句丸暗記されている内容ですと、実際のスピーチの時に話し方がぎこちなく聞こえてしまうことがあるということです。

 一字一句話す内容を決めてしまうよりも、こんなことを話そうといった漠然とした感じで話すようにした方が自然な印象を与えます。

 笑いをとるのは難しいのですが、話の中身に自分の個性を出すよう工夫したいところです。

 あまりに紋切り型で月並みな話の中身では、聞く側はすぐに聞く意欲を失ってしまいます。

 どんなに話し方がたどたどしく危うい感じでも、話の中身が新鮮だと、聞く側は俄然意欲的に聞く耳を持ってくれるものです。

 じゃあ、それだけの話の中身はどうやって考えるのだという話になろうかと思いますが、それは人間みないろいろな個性があります。

 自分らしさと言うと、案外難しいものですが、自分が興味を持っていること、驚きを感じたこと、要は自分自身がどういうことに興味を持つ人間なのかを人に表明する場でもあるわけです。

 経験がより自分らしさを鮮明にしてくれると思います。

 笑いをとろうと意図していなかったのに、受けに受けてしまうことがあります。

 何かの拍子というか、その時の聞く側の乗りが良かったとか、原因はいろいろ考えられるのですが、こんな経験をするとスピーチの面白さ、醍醐味を味わうことになります。

 ただし、一回受けたからといって、いつでもどこでも同じように受けることはないというところが、スピーチの魔性ということも言えるのではないでしょうか。

 立て板に水のごとくアナウンサーのように話せて、その中身は人の興味をひきつけ、笑いあり感動ありといけばいいのですが、なかなかそれはプロでも難しいことです。

 であれば何に照準を絞るか。

 話の中身が人真似でなく新鮮で興味深いというところに力点を置くことをお勧めします。

 世の中の動きに敏感にアンテナを張り、それに対して読書なり勉強した知識で自分の考えを持つ習慣があれば、話の中身に苦労することもなくなります。

 その話の中身は教養として人から見られることにもなります。

 うまいスピーチと言われるよりも、いいスピーチだったねと言われるようになってほしいと思います。

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