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デジセン商事.com若手社員お悩み相談所第24回:「受注しなければ現場も営業もハッピー!? 1」

若手社員お悩み相談所 第24回

受注しなければ現場も営業もハッピー!? 1

受注しなければ現場も営業もハッピー!? 1

 この間、取引先の印刷会社の部長さんが嘆いていました。うちの会社の発注を、そこの担当営業が断ろうとしていたんですって。

 あらま、何かうちで無理なことでも言ったのですか?

 いやいや、そんなことはありません。いつも小言社長には「取引先に迷惑をかけちゃいけないよ」と言われていますからね。

 うちの事情ではなく、印刷会社の事情です。仕事が重なってしまって、担当営業が無理だと判断したようです。

 断るぐらい仕事の依頼があるなんて、羨ましい限りですねぇ。

 いやぁ…それが、事情がちょっと違うようなんです。どうやら、その担当営業が現場の人に「いい顔」をしたがるらしいんですよね。

 印刷会社は受注産業ですから、当然仕事が重なってしまうこともよくあると思うのですが、そういうときに現場から上がる営業への非難に耐えられなかったようで…。

 はぁ…。そりゃあ現場は納期がきつければ残業もしなければならないでしょうし、ヘタすりゃ休日出勤もせざるを得ないですよね。

 そうなれば、愚痴のひとつも営業に言いたくなるというもの。

 その『現場からの営業に対するストレス発散の一言』に耐えられなかった…ということですか。

 印刷会社の営業部長が「どうも最近売り上げが伸びないなぁ」と思っていた矢先に、お客様から「おたくずいぶん忙しいらしいねぇ。うちの仕事もやってもらえないんだよ」と嫌味を言われたのだそうです。

 それで慌てた営業部長が担当営業に問いただすと、「物理的に仕事を請けるには無理な状況ですからお断りしています」という返事だったとか。

 担当営業は、部長に納期の相談はしていなかったのですか?

「相談してくれなかった」と部長は言っていましたね。

 それで部長は、現場に「納期に間に合わないからできない」と担当営業に言ったのかどうか聞きに行ったそうですが「そうは言っていません。納期に間に合わせるのが大変だ、と言っただけです」という返事だったそうです。

「そうは言っていない」ですか…。この言葉は頻繁に耳にしますね。

「じゃあどう言ったの?」と聞き返したくなるのですが、こういった曖昧なコミュニケーションは後始末が厄介なことになるんです。

 結局、仕事を断って受注しなければ現場と営業間に納期を厳守するための摩擦も軋轢も生じないですからね。現場と営業が良好な関係を保つには良い方法なのです。

 でもそれじゃ売り上げは減るばかりですよね。うちは商社ですから現場は持っていませんが、取引先との関係はこのケースと何ら変わるところがありません。

 気がつかないうちに、うちでも同じようなことが起こっているのかもしれませんね…。

 私が目を光らせているつもりですが、デジセン商事はノルマ制を実施していないですからね。潜在的にはいつでもこういった現象は起こる可能性があります。

 この印刷会社も厳格なノルマ制を実施していなかったのではないでしょうか。そもそもノルマ制とか成果主義というシステムは、相当無理した受注をしてもらうために人参をぶら下げる、あるいはケツを引っ叩くという原理ですからね。

 やはり人間楽な方向に流れてしまうというのは自然なことなのですよ。

 でも…営業も、現場に頭下げて無理言って、なおかつお客様のところに行って頭を下げて…っていうんじゃ、辛いじゃないですか〜…。

 しかし頭を下げるのも営業の仕事のうちですから、そこは何か自分に言い聞かせる理屈が必要だと思います。

 自分に言い聞かせる理屈? そんなものがあるんですか?

 まぁ、あるというかないというか…。自分を納得・説得させる理屈のようなものを自分で作った方が精神衛生上いいのでは、ということですよ。

 お客様から「頼むよ」と言われれば何とかしたいと思います。現場で「そりゃキツイよ」と言われれば何とかしようと思います。お客様に納期の相談をして「遅れるならほかに仕事廻すよ」と言われれば何とかしようと思います。

 しかし、何とかしようと思っても何ともならない…。これは堪えますよね。

 はぁ…、まぁやりようがないわけですから、そこは頭を下げるしか方法がないんじゃないですか?

 頭を下げることは大事なことなのですが「頭下げりゃ済むって問題じゃないだろ」と言われれば、それで終わってしまいますからね。

 そこはちゃんと下手な言い訳などせず、理由を言ってまともに相手と向き合うしかありません。

『誰にでもできることではない』という誇りを持っていることが、私の自分自身を納得させている理屈のひとつです。

 う〜ん。でも、お客様から明らかにきつい納期の仕事を「頼むよ」と言われたとき、即座に「そんなの無理です」とは言えないですよ…。とりあえず「会社に戻って相談してきます」と言っちゃうと思います。こんなときは、どうすりゃいいんですかねぇ?

 そうですね。

 長くなりそうなので、続きは次回にお話しいたしましょう。

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