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デジセン商事.com若手社員お悩み相談所第22回:「新銀行東京、経営破綻!? 2」

若手社員お悩み相談所 第22回

新銀行東京、経営破綻!? 2

新銀行東京、経営破綻!? 2

 先週は新銀行東京の経営の話から、中小企業に対する銀行の融資などのお話をしました。

 その中で、最近の銀行マンがよく「本部が」という言葉を口にするということだったのですが…。本部の力が強くて、支店ではどうにもならなくなってきているということなのでしょうか?

 そうですねぇ、そうなってきているような気がします。

 今は『財務諸表』絶対の時代です。

 企業であるからには当たり前すぎることなのですが、別な見方をすると、財務諸表の数字をコンピュータに打ち込めば、あまりに客観的数字として格付けできてしまうことになります。

 皮肉を言えば、財務諸表の数字をいいように改竄してしまうと、実態とは違って超優良企業になることも可能なのですね? だから、最近は粉飾決算などということが頻繁に起こるのでしょうか。

 粉飾しても、いずれバレるのは時間の問題です。そのときは金融機関も見放すでしょう。

 しかし、財務諸表の数字はその時点での企業の体力を表します。成長すれば体力は増強しますが、成長するかどうかは将来性という範疇に入ります。

 しかし、将来性は財務諸表だけではわかりません。経営者の将来性、社員の将来性、扱い品目の将来性…、色々な要素から判断しなければならないのです。

 はぁ…。じゃあ今は大企業でも、昔は中小企業だったようなところも…。

 ええ。当然、松下電器・ホンダ・ソニーなどはその当時の将来性をいち支店長が判断したのでしょう。

 しかし今は、昔と違って広い目でその将来性を見極めるという力が著しく低下しているような気がします。

 もしかすると、その必要性さえもないということになっているのかもしれません。

 新銀行東京を延命させるために、追加出資400億円が必要だという議論が行われていますが?

「喫緊に追加出資をしないと、新銀行東京が破綻して、借り入れ先や預金者が多大な損害を被る」と、逆に石原都知事は恫喝しているみたいですけど…。

 自分に言いだしっぺの責任があるとは、ひとかけらも思っていないようですからね。

 そんな恫喝ができるのでしょう。

 小言社長の話をお聞きしていると、難しさを極める『最善の融資先選別』を、今の新銀行東京ができるとはとても思えませんけど…。

『最善の融資先選別』という作業は、メガバンクでも難しいことですからね。

 石原都知事が頭取になったつもりで「やる」と言わなければ、ことは始まりません。

「私には関係ないこと」なんて言っているようでは、まず400億円をドブに捨てるようなものになるのではないでしょうか。

 400億円をドブに〜!? だってそれって私たちの税金でしょ? そんなバカな〜!

 だって400億円追加出資したあとの具体的な再建策が出ていないでしょ。

 とりあえず金を出そうというスタンスのままでは、400億円ではすまないことになると思います。

 株の世界には『損切り』という言葉がありますが、まさに今回のケースはこの『損切り』をすべきケースでしょうね。

 う〜ん…なぜ『損切り』をしないのでしょう?

『損切り』をするということは、これまでの損を出してしまうということです。

 その責任問題をどうするのか。貸出先のケアーは? 預金者のペイオフ問題は? 色々な問題を処理していかなければなりません。

 とりあえず追加出資して延命させることができれば、これらの問題は表出してきませんからね。とりあえず臭いものにふたをして、問題の先送りをするということになるのでしょう。

 でも、いずれまた新銀行東京にとって危険なときがやってくるんじゃ?

 その可能性は高いでしょう。

 こんなこと言いたくはありませんが、次の新銀行東京危機のとき、石原都知事が都知事でなかったらどうでしょう。

 次の新都知事は自分の責任ではないと言うのではないですかね。

 そんなぁ〜! それじゃ誰も「知〜らない」ってことになっちゃうんじゃないですか〜?

 実際ありそうでしょ?

 いやぁ、私は石原都知事が好きだったんですよ。あれだけ歯に衣着せず物言う政治家なんて、ほかにいませんからねぇ。

 それだけに、今回の新銀行東京の一件にはガッカリでした。

 結局、石原都知事は商売人ではなかったということですか?

 そう言わざるを得ないですね。

 でも、あれだけ弁舌さわやかに自信たっぷりに言われると、すべてうまくやってくれるだろうと信じてしまいますからね。

 よもや、あれだけ新銀行東京の経営に無頓着だとは予想もしていませんでした。

 まだ都議会でもこの件に関しては侃々諤々議論が行われているようですしね。

 そうですね。

 この件に関しては、じっくりと本質論を話し合ってもらいたいものです。

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