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若手社員お悩み相談所 第6回

仕事は本当に面白い!?

仕事は本当に面白い!?

そういえばこの「若手社員お悩み相談所」のサブタイトルって「これで仕事が面白い!」ですよねぇ…。

いやぁ前から思ってたんですけど、仕事が面白いわけはないでしょ~。だって仕事ですよ? つらいことはあっても面白いことはねぇ…。

まぁ私も社会人1年生のときは、それまでの学生時代と違いお金を頂戴する立場になるというので、会社という得体の知れない組織にどんな仕打ちを受けるのか、どれだけ厳しい世界なのか戦々恐々としたものです。

大変なことばかりで、とても面白いなんて感じることはありませんでしたからねぇ。

やっぱり~! それじゃ「仕事が面白い」なんて言わないほうがいいんじゃないですか? 嘘はよくありませんよ、嘘は~!

それがねぇ、2年も経つと少しずつ霧が晴れたように、点と点がつながったように仕事がわかってきて、仕事そのものが面白くなってきたんですよ。

わからなかったものがわかるようになることも面白かったですし、わかってきたら、じゃあ次はどうしてやろうと考えることも面白かった。

ええ…? 本当に? 仕事がつらくなくなるってことですか?

いやいや。もちろん仕事に失敗してお客様に怒られ上司に怒られ、落ち込むことも年中行事でしたけどね。でも、そんなときでも「仕事は大変だけど面白い」と思っていましたよ。

新入社員時代の、右も左もわからないまま指示された単純作業をこなすだけの頃より、自分の意志で「こうしたい」とか「失敗してしまったから、次はああしてみたらどうだろう」と考えることが、ずっと仕事を面白くしてくれたと思います。

同じ仕事なら、人に言われたままの仕事をやるより、自分で考え、動き、理想のものを実現する方が面白いじゃないですか。

ほほぅ、そんなもんなんですかねぇ…。まだまだつらいことの方が多いですよ…。

はは、それは鍛えがいがありますねぇ。

仕事がつらいこと、大変なことは当然。むしろそれを身をもって感じていないと、次の「面白い」というステージには上がれないと思いますから。

大変だと思っている仕事を、今後いかに面白いと思えるようになるかがキモですよ。どうせやらなきゃいけない仕事なら、大変だと思ってやるより、面白くやる方がいいですからね。

う~ん、どうやったら仕事を面白いと感じられるようになるんだろう? 仕事がわかってくれば、誰でも面白いと思えるようになるのかなぁ?

必ずとは言えませんが、まず「仕事がわかる」ということは第1条件でしょうね。

まぁ仕事がわかっても迅速に処理できなければ仕事がどんどん溜まるだけ。それでは楽しいとは思えないでしょうから、「仕事が迅速に処理できる」ということが第2の条件になります。

仕事がわかれば必ず迅速に処理できるわけでもないので、難しいところなんですけどね。

仕事がわかって、かつ早く処理することができて…。ほかには何か条件があるんですか?

最後に第3の条件として、「同じ仕事をやるなら面白くやった方が得だと思うかどうか」です。これは心持ちの問題ですね。

「やらされている」「嫌々やっている」仕事は早く切り上げたいもの。1分1秒だってそれにかかわっていたくないはずです。しかしそう思えば思うほど、仕事に追い立てられるような気持ちになってしまうんですよね。

ところが、一旦仕事の面白さを発見できると今度は逆に自分が仕事を追いかけているような気持ちになりますよ。この差は大きいと思います。

なるほど。少しずつ仕事や要領もわかってきて、今では入社当時ほど仕事を苦痛だとは思いませんが、そこまで面白いと思えるかどうかはちょっと自信がないですねぇ。

はは、私もその境地に立つまでには時間がかかりましたからねぇ。一朝一夕でガラリと変わることは難しいかもしれません。

まずは、どうせやらなきゃいけない仕事なら嫌だ嫌だと逃げないでとことん面白くしてみよう、と思うことでしょう。

仕事から逃げても、いや逃げれば逃げるほど仕事は追いかけてきますからね。自分から積極的に向かうことも大事なのではないでしょうか。

そっかぁ。第1の条件、第2の条件をクリアするには時間がかかるかもしれないけど、第3の条件なら自分の心持ち次第、気持ちの問題だから今日からだってできるよね。

やっぱりまだ逃げたくなることもあるけど…頑張っていきたいと思います~。

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